北九州市も屋根に薄っすら積雪しています♪
さて、お正月やバレンタインデーが落ち着いたころ、
「習い事」などのスケジュールを考える時期ではないでしょうか?
現在、音楽教室癒音工房は満員で、しばらくキャンセル待ちになっています。
ご了承ください。。。。
詳しくは「レッスンの空き状況」をご覧ください。
我が教室の生徒さんの多くは、
ピアノやフルート以外にも色んな習い事、
そして、習い事以外に、学童や児童館など
に行っているお子さんがたくさんいます。
それぞれのご家庭の考え方があるので、それらを否定するわけではありません♪
毎年、だいたいこの時期か、新学期が始まった春すぎに、
お子さん生徒さん一人一人に1週間のタイムスケジュールを書き出してもらっています。
今ではもう驚きませんが、
とにかく忙しい!!
「なにもない時間」が無い(笑)
『時間を無駄にしない』
『やればできる』
『効率よく時間を使う』たしかに、その通り!!
ではここで、私の話をします。
私の小学生時代も実は毎日違う習い事に行っていました。
特に水泳→シンクロは、週に2~3回?
たしか他に、月曜日ソルフェージュ、火曜日シンクロ、水曜日茶道、木曜日ピアノ、金曜日シンクロ、土曜日日曜日は水泳の大会だったり・・・あと、なんだっけ?
習い事はしていても宿題が出るのは、ソルフェージュちょこっととピアノだけ。
毎日習い事があっても、
我が実家は自営業なので、学校からまっすぐ自宅に戻り、
習い事の前や夕食の前までは、「自由時間」でした。
この「自由時間」が私の全ての根っこを作ったと思います。
その時間をお勉強にあてたらもっと良かったか?
いえ、私にとっては逆効果だったでしょう(笑)
私は、色んなことを想像して、色んなものを作ることが大好きでした。(今もですけど(笑))
私個人の性格と性質は、「みんなと一緒が苦手」「同じところにじっとしているのが苦手」な子どもだったので(これも、今も一緒だ!(笑))
結果的に、「自分一人で考える時間」がとてもとても大切でした。
それが、良く言えば「感性」に繋がったり、「経営」に繋がっているのだと思います。
(もちろん、全然まだまだなので、まだ学び中です(笑))
まぁ、上記の性質は、集団行動重視の日本の教育に向いておらず、
正直、幼小中高は、心の中で格闘し、母にあたっていました。(母は大変だったと思います。。大変申し訳ございません(苦笑))
大学に入って、いわゆる変わった人たちが多く(芸術大学なので(笑))
「自分の時間に集中する人たち」ばかりだったので
『私だけじゃないんだ!』と気がつくことができ、
ホッとしたことを覚えています。
大学生のころから、中学校や高校などに教えに行っていましたが、
やはり幼少期の影響でしょうか?
毎日、ギュウギュウに予定を入れていないと落ち着かない。
大学の授業+練習時間+空いてる時間は親に内緒でアルバイト(留学資金を貯めたかったので)
夜遅くは先輩たちと音楽について語り合うような
毎日をすごしました。
寝る時間はあまりなくても大丈夫でした(笑)
大学院を卒業して、福岡に戻り専門学校で講師をしながら、
某音楽教室の講師と、夜間司会の学校(週1?)、自分探しのために色んな業界のアルバイト3つくらい?をしていたので、
寝る時間と食べる時間がほとんどなく・・・・・
はい、体、超壊しました(苦笑)
いつも
「限界は自分がつくる」とか前向き精神論にかじりついて
本当の限界を、知らないうちに超えすぎていたんですね。
自分の限界を超える時間の使い方は、何回も体を壊しながら30歳代まで続いてしまいました。
まぁ、そのおかげで、色んなことができるようになっているのは事実ですが。
正直、特に女の子には、お薦めしません。
男女問わず、「体調に影響を及ぼした段階で、すでに限界を超えています」
自分の限界を知るのは、そうそう簡単ではありません。
自分で実際にやってみないと実感しないのは今でも続いています。
「元気があればなんでもできる!!けれど、元気じゃないとなにもできない!!」
を教訓に、
まずは、体調管理を万全にする、そのための時間配分を考える、
そして、「時間と心の余白をつくる」(←やっと表題がでてきました(笑))
そのことで、「今の自分と向き合う」
☆今していることは、本当に自分がやりたいことなのか?
☆今していることは、お客様(生徒さんや演奏依頼してくださる方々)に本当に役にたっているのか?
☆今していることは、関係者全員が幸せに感じることなのか?
今の自分に向き合うこと、それすなわち、
「自分の限界を知る」ことにもつながっています。
自分には違う、と分かれば、やめたら良い、修正したら良い。
かと言って、習い事を1ヵ月やそこらで「やめる~」っていうのは、
話が違います(笑)「やると決めたことは、自分で決めた期間もしくはレベルまでやってみる」
じゃないと、限界の前の素質すら分かりません。
本当にやりたいことならば、何か月、何年たっても「やりたい気持ち」はなくなりません。
だからすぐになんでも「やりたいと言ったからやらせる」のも考えものです。
実際、現在の大人生徒さんの中には、
「幼いころからずっと習いたかった♪大人になって夢がやっと叶いました♪」って
人一倍嬉しい幸せをかみしめて通ってくださっている方もいます。
『幼少期に色々とさせないと間に合わない!』神話は、
とりあえず横に置いて、
目の前のお子さんの様子をじっくり見る時間を、
保護者の方がとれますように。
願わくば、お子さんに週に1~2日、習い事がない日、
欲を言えば、1日1時間は、なにもしなくてよい時間ができますように。
私が願っているのは、
今、目の前の子供たちの笑顔、
将来、自分で自分のことを考え、自分で体調や心の修正ができるようになること。
ずっと、みんなが元気で笑顔でいられることです。
慌てない、慌てない、1歩、1歩、
たまには、止まって季節を感じたり、旬の美味しいものを食べて、
大人も子供も
少しの余白を大切に
元気な笑顔が続きますように♪