ピアノレッスン

演奏者の解釈によって音楽は変わります。

今日の大人フルートレッスンにて、
「今日はいつもの課題をお休みして、初見で短い曲を吹いてみましょう♪」
ということになり、
生徒さんが選んだ曲が「荒城の月」

まずは、生徒さんに「これはどんな曲のイメージですか?」
とお尋ねしたところ、
「月の光がきれいで、とても美しい旋律で、この曲好きなんです♪」と♪

それは、それで良いですね♪

実は、私も以前は「月の光が美しい旋律になっている」と思って演奏していました。
しかし、実際にモデルになっているとされている
大分県竹田市にある「岡城祉」を訪れて
ガラリとイメージが変わったお話をしました。

「荒城の月」の舞台!滝廉太郎で有名な岡城祉↓
https://www.9navi.jp/oka-castle-ruins.html

「荒城の月」について調べると、色々な説があり、
色んな所に歌碑が設置されているようですが、
私は九州人なので、大分県での岡城祉イメージ。

美しく反り立つ石垣の上に上り終えると・・・
お城もなにもない・・・ただ広い場所・・・。

当時は立派なお城があり、春の宴などがおこなわれたであろう場所が
今となっては、ただ、ただ、なにもない崖の上。

私は歌詞からも
以前は華やかだった場所が、戦に負け荒れ果てた姿のお城、
その姿を月の光が照らす・・・
なんとも悲しくむなしく・・・無念の想い・・・
月の光の美しさと悲しい想いの真逆の美しさが
この旋律になっているのではないかと・・・。

このイメージを音楽に取り入れると
ただ美しく演奏するのとは違う演奏法になる、
とお話ししました。

それを聞いた生徒さんも
「なるほど、今お話を伺って・・・
風と松の木と荒れた城・・・それを
月の光が照らしているイメージが湧きました」
と言って、最初とは全く違う音楽になって演奏されました♪

音楽は、楽譜が存在します。(全てではありませんが)

その楽譜から読み取る知識と
それだけではなく、
時代背景や、どんな場所で、いつの季節で、どんな状況なのか・・・

色々なイメージをすることがとても大切です。

現代は、「Youtubeで誰かの演奏を見た」というお子さん生徒さんが多くいます。

それは、それで一つの方法ではありますが・・・・

誰かが作ったイメージをコピーするだけではなく、
誰かの考えをヒントにするだけではなく、

「自分だけの、自分自身のイメージ」を膨らませることは、
とてもとても大切です。

電子機器からの情報だけではなく、
自分で図書館の辞書調べたり、
写真集見たり、色んなところに出かけて、
自分で体験し、
自分で感覚を鍛える時間を大切にしてほしいと
願っています♪

ここ数年、
日々のスケジュールがぎしぎしで
色んな余裕のない生徒さんが多いのは事実です。

一つのことを、色んな視点で、色んな角度で
時間をかけて
掘り下げてみるのも、
音楽を楽しむ一つだということも
忘れないでほしいですね♪

 

 

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